PMP試験の基礎
PMP試験対策ガイド:受験資格から合格・更新までの全体像
PMPの難所は、試験の半年前にあります
受験を申し込む前に、3つの関門があります。受験資格を満たしているかの確認、35時間の研修の受講、そして数か月ぶんの学習計画です。ここを固めないまま申し込むと、途中で止まります。
勉強法を調べる前に、全体の流れを一度だけ見ておくと迷いません。下の5段階が、受験を決めてから資格を維持するまでの道すじです。各段階の細かい手順は、それぞれの詳しい記事に譲ります。
PMP取得から維持までの道のり
- 1受験資格を確認する学歴によって必要な実務月数が変わります。まずここで自分の条件を確定させます。
- 235時間の研修を受けるPM教育35時間(またはCAPM保有)が申請の要件です。研修選びはここに含めます。
- 3申請・受験するPMIに申請し、監査の可能性に備えて記録を揃えます。通過後にオンラインまたは会場で受験します。
- 4合格・資格取得合格すればPMP保有者です。ここが終点ではありません。
- 53年ごとに更新する3年間で60PDUを取得し、資格を維持します。取得直後から計画的に貯めます。
受験資格は、学歴で条件が変わります
受験資格は「学歴」「PMの実務経験」「35時間のPM教育」の3点で決まります。学歴が高いほど、求められる実務月数は短くなります。四年制大学卒なら36か月、高卒・専門卒なら60か月が最低ラインです。
自分の経歴が対象になるかは、担当した役割で判断します。プロジェクトに関わっただけでは足りず、率いた経験が問われます。詳しい条件と申請時の注意は、[PMPとは?2026年7月の新試験に対応した基礎知識](/pmp/pmp-toha)にまとめています。
2026年7月から、試験の中身が変わりました
2026年7月9日から、PMPは新しいECO(試験内容の概要)に基づく形式に切り替わりました。問われるのは用語の暗記より、状況を読んで次の一手を選ぶ判断です。アジャイルやハイブリッドの出題が、全体の半分以上を占めます。
この改定は、PMBOK第8版に足並みをそろえたものでもあります。用語や考え方の変化は[PMBOK第8版の変更点](/pmp/pmbok-dai8han)で扱っています。試験の基本情報は次のとおりです。数値や運用は変わることがあるため、申込前にPMI公式で最新を確認してください。
PMP試験の基本情報(2026年7月時点・詳細はPMI公式で要確認)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 出題の土台 | 2026年7月からの新ECO。People/Process/Business Environment の領域構成 |
| 問題数・形式 | 多肢選択に加え、ケース形式など判断を問う出題(詳細はPMI公式) |
| 言語 | 日本語での受験に対応(申込時に選択) |
| 受験方法 | テストセンター会場、またはオンライン監督試験 |
| 合否 | PMIが心理測定にもとづき設定(合格点の数値は非公表) |
学習計画は、試験日から逆算して組みます
学習は逆算で組むと崩れません。まず受験日を仮置きし、そこから週あたりの学習時間を割り付けます。新ECOは判断を問う出題が中心です。過去問の丸暗記より、模擬問題でなぜその選択肢かを説明できる状態を目指します。
時間配分の立て方や教材の選び方は、[PMP試験の勉強法|2026年新ECOに対応した学習計画と時間配分の立て方](/pmp/pmp-benkyoho)で具体的に扱っています。学習チェックリストは資料室から無料で使えます。
合格して終わりではありません。3年ごとに更新があります
3年のカウントは、合格したその日から始まります。3年間で60PDU(専門能力開発の単位)を取得し、更新の手続きを踏まないと、資格は失効します。取得直後から少しずつ貯めるのが、いちばん楽な進め方です。
更新にかかる費用や、PDUの内訳、期限切れまでの流れは、[PMP資格の更新:3年60PDUの内訳・更新手数料・期限切れまでの流れ](/pmp/pmp-koshin-hiyou)にまとめました。取得を決めた時点で、更新までを計画に入れておく。それが、PMPを「取って終わり」にしない一番確実なやり方です。
出典・参考
PMI公式文書などの一次情報をもとに、PMアンカー編集部が作成・更新しています。受験資格・試験形式・費用は改定されることがあるため、申込前に必ずPMI公式サイトで最新情報をご確認ください。