この言葉が出てくる場面

たとえば、発足したPMOが最初に配ったのは進捗報告の新しい様式だった。現場からは「作業が増えただけ」という声が上がる。集めた情報を使って要員の調整や課題の解決を返していれば、受け止め方が変わります。

実務でどう使うか

立ち上げるときに最初に決めるのは、支援なのか統制なのかという役割です。ここが曖昧なPMOは、現場から見ると報告を求めるだけの部署になります。最初の半年は、標準の整備より、現場が今困っていることを一つ引き受けるほうが定着します。進捗の集約、課題の横断的な解決、要員の調整など、効果が見えるものから入ってください。

つまずきやすい点

テンプレートと報告様式の整備から始めると、現場の作業が増えただけという評価になります。様式を配る前に、集めた情報を誰がどう使って現場に返すのかを決めてください。

あわせて押さえる用語

  • PMOの3類型(支援型・コントロール型・指揮型)PMBOKが示すPMOの型。支援型は支援・助言、コントロール型は準拠を求める統制、指揮型はプロジェクトを直接管理する。関与の強さが異なる。
  • ガバナンスプロジェクトが正しく意思決定・監督される枠組み。承認ルート・権限・報告ラインを定め、逸脱を早期に是正する。
  • ポートフォリオ・プログラムプログラムは関連する複数プロジェクトを束ねて相乗効果を狙う管理単位、ポートフォリオは戦略目標に沿って投資全体を選択・優先順位付けする管理単位。

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