この言葉が出てくる場面

たとえば、台帳に「要員の不足」と一行だけ書かれていた。発生したときに何が起きるのかが書かれていないため、対応策も「注意する」で止まっている。原因・事象・影響の形で書き直すと、手が具体的になります。

実務でどう使うか

洗い出しは一度では終わりません。立ち上げ時に出したものに加えて、フェーズの切れ目や大きな変更のたびに見直します。書き方を「〜が起きると〜に影響する」という形に揃えると、対応を考えやすくなります。原因・事象・影響のどれかが抜けた書き方だと、対策が具体化しません。担当を一人つけ、状態を定例で確認してください。

つまずきやすい点

一覧を作った時点で満足しがちです。確率と影響が変わっていないか、対応が進んでいるかを見ないと、台帳は過去の記録になります。また、起きてしまったものはリスクではなく課題として移してください。

あわせて押さえる用語

  • リスク登録簿洗い出したリスクと、発生確率・影響度・対応策・担当・状態を一覧管理する台帳。リスク管理運用の中心となる文書。
  • 課題(イシュー)すでに顕在化し、対応が必要になっている問題。まだ起きていない「リスク」とは区別して管理する。
  • 前提条件計画時点で「正しい」と仮定して置いた事柄。前提が崩れるとリスクや課題に転じるため、明示して監視する。

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