この言葉が出てくる場面

たとえば、各作業の見積りに一割ずつ余裕が入っていたが、どの作業も期日ぎりぎりに終わっていた。余裕を各所に配ると使い切られるため、抜き出して末尾にまとめ、全体の残り具合で危険を測る形に変えます。

実務でどう使うか

各作業に個別の余裕を持たせるのをやめ、まとめて末尾に置く考え方です。個々の作業は余裕を抜いた所要時間で置き、全体のバッファの消費量で健全度を見ます。バッファがどれだけ減ったかを進捗の指標にできるので、作業ごとの進捗率を細かく追うより運用が軽くなります。

つまずきやすい点

余裕を抜いた見積りを「約束の期日」として扱うと、現場は守れない期日を背負うことになります。抜いた余裕はバッファに移しただけで、消えたわけではないという説明を先に通してください。

あわせて押さえる用語

  • クリティカルパスプロジェクトを最短で完了させる、余裕(フロート)がゼロの作業経路。この経路上の作業が遅れると全体が遅れる。
  • バッファ不確実性に備えて計画に持たせる時間・費用の余裕。クリティカルチェーンではプロジェクト末尾に集約して管理する。

同じカテゴリの用語

WBS/ガントチャート/クリティカルパス/フロート(余裕時間)/PERT/ベースライン