この言葉が出てくる場面

たとえば、三度の変更を経た後で「当初よりどれだけ遅れているのか」と問われた。承認のたびに基準を更新し、記録を残していれば、変更ごとの影響と累積を分けて説明できます。線を黙って引き直していると、答えられません。

実務でどう使うか

実績との比較に使う基準なので、承認された時点で凍結します。以後の変更は変更管理を通し、承認されたぶんだけ更新してください。基準があると、遅れを「誰かの怠慢」ではなく「どの変更でどれだけ動いたか」として説明できます。報告では、当初・現行・実績の三つを並べると経緯が伝わります。

つまずきやすい点

遅れが出るたびに黙って線を引き直すと、比較する相手が消えます。結果として、遅延の累積が誰にも見えません。更新した記録を残すことが、基準を持つ目的の半分です。

あわせて押さえる用語

  • 変更管理スコープ・スケジュール・コストへの変更要求を、影響評価と承認の手続きに乗せて統制する仕組み。なし崩しの変更(スコープクリープ)を防ぐ。
  • EVM(アーンドバリューマネジメント)計画価値(PV)・出来高(EV)・実コスト(AC)を用いて、コストと進捗の差異を定量的に管理する手法。SPI・CPIで健全度を測る。

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