この言葉が出てくる場面

たとえば、納期を動かせない状況で、設計が固まった画面だけ先に実装へ回した。固まっていない画面まで重ねると、設計変更のたびに作り直しになります。重ねる範囲を限ること自体が、この手法の運用の中身です。

実務でどう使うか

期間を詰める必要が出たとき、費用を増やさずに取れる手です。設計が固まった部分から実装に入る、といった形で部分的に重ねます。重ねる範囲を限定し、前工程の変更が出たときに戻す手順を決めておくと、被害を抑えられます。

つまずきやすい点

手戻りの確率が上がるため、不確実性の高い箇所には向きません。短縮した日数より、やり直しの日数が大きくなることがあります。重ねる判断は、前工程の確からしさを見てから行ってください。

あわせて押さえる用語

  • クラッシング資源を追加投入して工期を短縮する手法。コストが増えるため、費用対効果の高い作業から適用する。
  • クリティカルパスプロジェクトを最短で完了させる、余裕(フロート)がゼロの作業経路。この経路上の作業が遅れると全体が遅れる。

同じカテゴリの用語

WBS/ガントチャート/クリティカルパス/フロート(余裕時間)/PERT/ベースライン