この言葉が出てくる場面

たとえば、現場の担当者同士で「このくらいなら」と受けた修正が、三か月で積み上がっていた。遅延の理由を問われても、個々の依頼は記録に残っていないため説明できません。受けた判断自体は悪くなくても、残していないことが問題になります。

実務でどう使うか

小さな追加を断ることが目的ではなく、追加が積み上がっていることを見えるようにするのが目的です。受け付けた依頼を変更要求として一覧に載せ、工数と影響を添えて定例で見せると、増えている事実が関係者の共通認識になります。現場の善意で吸収されている作業こそ、記録に残す価値があります。

つまずきやすい点

「これくらいなら」と口頭で受けた依頼は、記録が無いため後から説明できません。遅延の理由を聞かれたときに原因を示せず、管理不足として扱われます。受けるかどうかより、受けたことを残すかどうかが分かれ目です。

あわせて押さえる用語

  • スコーププロジェクトで実施する作業と成果物の範囲。「何を含み、何を含まないか」を定義する。曖昧なまま進めると範囲が膨張する(スコープクリープ)。
  • 変更管理スコープ・スケジュール・コストへの変更要求を、影響評価と承認の手続きに乗せて統制する仕組み。なし崩しの変更(スコープクリープ)を防ぐ。

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プロジェクト/プロジェクトマネジメント/PM(プロジェクトマネージャー)/QCD/制約条件(トリプルコンストレイント)/スコープ