この言葉が出てくる場面

たとえば、期限内・予算内で納めたのに、発注部門の評価が低い。聞いてみると、現場の作業時間が減ることを期待していた。成功の条件を立ち上げ時に聞き取っていれば、計画に入れるか、期待ではないと伝えるかを選べました。

実務でどう使うか

成功基準は、検収条件と同じではありません。検収は成果物が仕様どおりかを見ますが、成功基準は目的が達成されたかを見ます。両方を書き分けておくと、納品はできたが使われていないという結末を避けやすくなります。立ち上げ時に、関係者それぞれが何をもって成功と考えているかを聞き取り、食い違いがあればその場で調整してください。

つまずきやすい点

期限内・予算内という条件だけを成功基準に置くと、品質と効果が判断から外れます。守って終わったのに評価されないという事態は、ここが原因であることが多いです。

あわせて押さえる用語

  • QCD品質(Quality)・コスト(Cost)・納期(Delivery)の頭字語。プロジェクトで両立が求められる3要素で、いずれかを優先すると他が影響を受けるトレードオフの関係にある。
  • ベネフィット(便益)プロジェクトが生む価値・効果。完了後に実際に得られたかを測る「ベネフィット実現」まで見るのが近年の潮流。

同じカテゴリの用語

プロジェクト/プロジェクトマネジメント/PM(プロジェクトマネージャー)/QCD/制約条件(トリプルコンストレイント)/スコープ